kikkiiのブログ

ひきこもり

菜の花畑

五月の三分の二が過ぎた頃、離れて住んでいた弟が帰ってきた。 「一ヶ月ぐらい居させてもらう」と親に話している声を聞いたが、気が変わるかのしれないし、何が本当のことか分からない。 もともと彼が何の仕事をしていたか私は知らないが、そんなに長い休みがあるということは、仕事は辞めたのだろう。

胸がざわざわして嫌な予感がする。 弟と顔を合わせないように部屋から出ないように心がけている。 ドタドタ歩きまわる弟の足音を聞きながら部屋にこもり、少し窮屈だと感じている。 トイレを済ませて戻るとき弟と鉢合わせして「太ったなあ」と大声で話しかけてきた。 私は顔を見られないようにして部屋にこもった。私はどんどん醜くくなっていく。


先日、弟が帰っきてから一週間経ったある日、父が運転する車でドライブに行くことになった。 母が助手席、私と弟は後部座席に座った。 「これでみんなで一緒にどこかに行くのは最後になるかもしれない」と言って父は車を出発させて、 父と母が何度か一緒に訪れた場所に私と弟を連れて行ってくれた。

山に行って、湖に行って、菜の花畑に行った。 一面黄色の菜の花畑は、安らかに死んだ後に横たわる世界に似ていた。 生前やってきたことや、何もしなかったことなど、どうしようもないので、私には行けない場所だと思う。

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酒を飲むと苦しい

アルコールを摂取したいと思わなくなってきた。吐きそうだ。体力が弱ってきたようだ。依存する身体はまだあるが、飲んだらただ苦しいだけだ。何もできず時間がすぎていくだけだ。思考能力の低下で何も楽しくない。新鮮な考えで頭を満たしたい。アルコールをやめるための自己啓発的な言葉は、なんとなく誠実にきっと一切私には響かないが、「何も考えられなくなる」ということはとても苦しいので、酒なんか飲みたくない。

勉強

勉強の効果に収穫逓減の法則が働くとしたらと考えたら、毎日触れるというのが大事かなと思う。

  • 数学
  • プログラミング
  • 英語
  • 文学・作家的な日本語の文章
  • 読むべき本として集めた本を読むこと
  • 哲学に関係がありそうなこと
  • 辞典を読んだりつくったりするようなこと・網羅しようとすること
  • 作文・ブログ・詩を書く
  • 比喩
  • 音楽
  • 散歩・運動
  • 散歩のとき頭の中に入れておく問題のようなもの
  • 思考ゲーム

毎日触れたいものはこんな感じか。もっとうまい書き方があるような気がするが。

なりたいものが刻々と変わる

真にランダムに変化するものは掴めない。私たちは気まぐれには変化しない安定したパターンに「なる」ことしか望めない。ころころ心変わりしていたら「それ」にはなれない能力者や人格者になるために、「何かになりたい」と思わなければ、すべての努力は潰れていく。でも、なりたいものが刻々と変わる。細切れの時間の寄せ集めはバラバラな塵芥。私は衝動的になりたいものつぶやく。私はゴミ。だからせめて色々楽しいものになりたい。おもしろいゴミは「おもちゃ」だから。

腹が減ってないのに食べてしまう

3年ぐらい前、精神病院に見舞いに行ったとき、薬の副作用なのか、その人は震えながら「食事が待ち遠しい。食べることしか楽しみがない」と言っていた。その言葉を何度も思い出してしまう。その言葉と一緒に「隔離病棟」「カルト」「たった一つの教義」と私の中の誰かがざわざわする。現在ひきこもり状態の自分がそのことに恨まれ、呪われ、洗脳され続けているって、心憂い気持ちだ。