kikkiiのブログ

ひきこもり

ドーナツカット・パイプ

いつか人間は中身が空洞のドーナツになります。そのあと切断されて、様々な大きさ長さのパイプになります。パイプの両端は他のパイプと接続され巨大な円環がつくられラブ&ピース。


パイプのみんなは、内部にムーブメントが生じていると感じる。その流れを淀ませるような形をしたパイプは「ボトルネック」と呼ばれるようになる。ボトルネックは、そこで流れをせき止めることで円環の全体の性能を決めているのだけど、「そうだからこそ」取り除かれ、ますます理想的なラブ&ピースが完成していく。


排除されたパイプは天国か地獄か、あるいは「適合しないパイプのコレクター」のところに行くらしい。個人の価値、だそうだ。


変わった形の、すでに死んでしまったパイプを眺める。排除される瞬間までは生きていた。ラブ&ピース円環の性能を象徴していたボトルネックだった。みんなから注目され、ピカピカに輝いていたこともあったんだ。