kikkiiのブログ

ひきこもり

言葉拾いとか漢字拾い

いくつもの重なった八百万の言葉の影が神々しい余韻を残した。今日、裸の日本語が漢字を着てふらっと出て行った。私は、住居が定まらない「言葉拾い」をたまに心に泊める。そこの御仁は、言霊を拾い磨くために世界を行脚する修行僧のようなことをしている。またいつかふらっと戻ってくるだろう。いつものことだ、何度もやってきて何度もいなくなる。言葉拾いがやってくるときはいつも漢字を着てやってくる。私はその御仁を「漢字拾い」という名称でも呼んでいる。祈りによる言葉の活用のようななものだ。「言葉拾い来い」と言うより「漢字拾い来い」と言う祈りがシックリくる、私のお話の世界...