kikkiiのブログ

ひきこもり

2018年04月23日

難しいから諦めた。そして単純なことをなるべく音を立てないように繰り返した。失敗しているかもしれないことも蓋をしたまま同じように繰り返した。誰かが助けを求めてきても「今は精一杯」という気持ちで耳を塞いで同じことを繰り返した。そうすることは毎日自分の周りを掃除をするようなことであり、それは小さくてもよいことだと思った。そうしたら、あるとき乾いた風がすさぶ荒野で一人ぼっちになっていることに気づいて、なぜかそういう状況になっていく人々の干からびた顔のことを想像して、その中に含まれている自分に遠くから憐憫して、情けなくなり、悲しくなった。