蟄居牢の徒花を片手に
何も考えていないと過去が襲ってくるので
イヤホンと自分を接続し
またマルチタスクしようとしながら焦る
鉛の憂鬱がポンポンに詰まったクマは
引き裂かれた手足に似た雲がたくさん
複製されて充満している空虚のなかで寝ていて
全く身動きが取れない
起動が重い日々
頭が熱いというか重いというか眠ダルいというか、気力がなくあまり動けない。pcの電源を消したりつけたりして時間が過ぎていく。閉じたり開いたりしても起動しない。運でたまに起動するっぽいが、もう復活しないかもしれない。OSをUbuntuに変えてからpcはこの状態。
数カ月前に2011年製macbookが動かなくなりいろいろ適当にいじっていたらデータが全部消えた。Lionをクリーンインストールして工場から出荷された状態に戻した。そこから最新アップグレード、Sierraにしたが、動作が重くカーソルが頻繁にくるくる回って操作不能となり使いものにならなかったので、ネットで検索した情報を参考にしてUbuntuを入れてみたら上手くいった。スムーズに動くのでSierraよりはよい。
しかし、何故か再起動するとすんなりと起動しない。一度シャットダウンや再起動をしてしまうと、つけたりけしたりしてときどき正常軌道にのせる運ゲームがはじまってしまうが、ときどき再起動してみたくなる。綱渡り的な、コンピューターの禊、綺麗になりたいという様な相の欲求がある気がするから、またこのコンピューターは私と同じ憂鬱でつながったある種の共依存から、積極的な治療に進むのは沙汰止みとなる。
引きこもってはいるが心が負けなければいい
(そもそもおれは未練者だ。ともすると、人肌を恋う嬰児のような、乳くさい感傷に恋々と心を揺すられ、孤独をさびしがり、暖かそうな人の家庭の灯が羨うらやましくなる。なんたるさもしい心だろう。なぜ、自分に与えられたこの孤独と漂泊に、感謝を持ち、理想を持ち、誇りを持たないか)
痛いほど凍えていた彼の足は、指先まで熱くなっていた。闇に吐く白い息も、湯気のような迫力で寒さを押し退のけている。
(――理想のない漂泊者、感謝のない孤独、それは乞食の生涯だ。西行法師と乞食とのちがいは、心にそれがあるかないかの違いでしかない)吉川英治 宮本武蔵 火の巻 : http://www.aozora.gr.jp/cards/001562/files/52398_49785.html
この文章を思い出して頑張る。