kikkiiのブログ

ひきこもり

2019年4月12日

なぜ暗いのだって
漏れてくる
木漏れ日が不思議と
地面の下から差し込んでくる

何か
棒のようなものが見えた
春が来た
棒の芽があちこちで顔を出した

伸びて伸びて
もう伸びれなくなると
根元から切れて透明に伸びた
棒は空中に浮かんだ

それは風で揺れる光の吐息に吹かれ
渡り鳥のように目的地まで飛んでいく
不屈の悲しみで動き続ける

飛んでいく棒には
漢字やひらがなが巻き付けられているようだった

見る度に
どんな文字なのか知っていたが
何が書いてあるか覚えられない

あるいは
ゲシュタルト崩壊、読字障害
そんなものかもしれない

あるいは
過去の写真を見つめる目に刺さる針のようで
春が来ても涙は枯れない

2019年 4月 4日 木曜日

moannさんは私の呻きに敬称をつけた即席擬人類だ。moannさんはものすごい遅さで歩ける。「本当にとんでもなく遅いんだぞ、これはこれで一つの才能だ」と何度も自慢してくる。多分ボケているのだろう。moann”ジャンキーフード”moann、わめいている。

私はmoannさんに日本の新しい元号が「令和」になるのだと教えてやった。moannさんはバイソングラスという名前の稲をウォッカに漬け込んでつくる強い酒をあおっていた。「いいんじゃない?少しわくわくするね」と言った。私もそれと似たような気持ちだったのでよかった。


youtu.be

2019年3月30日

これは秘密の話 お口チャック...のチャックは そのとき頭の中が悪夢で発光しそうな 金色だった

金色のYKKチャックは細切れになって その形のまま魚になった

それらは夜の川音や山奥のノイズを貪欲に食べ あっという間に大きく育ち チラチラ月明かりに照らされていたが 紫色のゴムのような霧で包まれ 見えなくなった

深く重なっていく ゴムの霧をじっと見ないでいると チャック状の金色の割れ目が出来始め 私の目は開いた