kikkiiのブログ

ひきこもり

毎日誰かの誕生日

 今日誕生日の人、おめでとう。しかし誕生日というものが「おめでたくない」と言うなら、私は何も言わない。私が毎日、朝や昼や夜に目覚めて「おめでとう」と言わないのは、多分、そういう理由なのだ。つまり、人間が増えた記念日はおめでたくない。まあでも実際に今日誕生日の知り合いがいたら「おめでとう」と言うのだろう。


 私には今日が誕生日な知り合いはいない。しかし地球には74億人以上いるらしいから、今日誰かが誕生日であることは、ほぼ確実なことだ。世界の人口は今も増えつつある。人間の数の数字は増えていく。

 実際に見ていないのに、本当に今日誰かが生まれているのですか? いつまで経っても「ほぼ確実」だ。確率的に言えばいつまでも100パーセントとは言えない。しかし現実でたった一人今日が誕生日の人を見つけると「今日が誕生日である」人がいることは確実なものになる。不思議なことだと思う。

 不確実なことから確実なことへ一歩、というのは神秘的。わからなくても、とにかく生きて確実なものを探していることを思い出す。人間フィルターを通って、その一歩の経験ではじめて信念として「確実になる」さまざまなもの。


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