脳にゴムが詰まっていく。ゴムがいっぱいに、まんまる、肥満体になると、ヌルヌル原色で光る球になった。油のプールにプカプカ、そういうゴムのカラーボールがいくつも浮いていた。そして私はその光景と「食べたくないもの」を無向の線でなんとなく繋げようとした。
脳にゴムが詰まっていく。ゴムがいっぱいに、まんまる、肥満体になると、ヌルヌル原色で光る球になった。油のプールにプカプカ、そういうゴムのカラーボールがいくつも浮いていた。そして私はその光景と「食べたくないもの」を無向の線でなんとなく繋げようとした。
聴いた。
うたた寝の夢でムカデのようなあばら骨が空を泳いでいた。
時間の花束が枯れたままかなしい。